少女の様な。サクランボという果物を思わせるような。そんな容貌だが。素直にはほど遠く、華奢な身体つきのせいか、背が低いためか、まあ周りにいる野郎があまりにもむさ苦しいせいか、花の様だ、と言われるけれど。中身はしっかり毒があって。毒草の花も綺麗だよな、と銀時はぼんやりと思うのであった。なのに、なんで、この少年は自分になつくのだか。ピンクの唇なんかね正直言って、神楽のものよりキスしたいと思うほどなのだが。
「毒があるんだよなぁ」
「あー」
マヨネーズ男がとなりでそう言って、背伸びをした。いつもの団子や。なんで出くわした、こんなものと、互いに思っていたが。
「何だよ、万事屋」
「あれだよ、きみんとこの、沖田君」
「ああ…」
「ミズバショウもトリカブトも花は綺麗なんだなぁ、ヒガンバナもレンゲツツジもキョウチクトウもきれいだし」
それってどういう…と銀時を見る。
「かじったら死ぬんだよね」
「そりゃそうだろ」
「でも、土方氏は死なねぇなぁ」
「…どういう意味だよ、俺だってそんな」
「かじってるじゃん、真撰組の夾竹桃」
「総悟のことか」
溜息一つ。上手い、と拍手したいと思うほどだ。
「違ぇよ、土方さんは、かじらせているんすよ、旦那」
一番隊は確か、見回り中でなかったか、と土方は思うが。
「またさぼりやがったな」
隊服のまま、帯刀のまま、沖田総悟が立っていた。
「さあてね、これ、いいですか」
銀時の団子をかすめ取る。
「あー、まっいいか」
「おい、なんで、うちの夾竹桃にはあまいんだ、おめーは」
「えーいいじゃん、たまには」
「旦那はしょっちゅうあまい、ですよ」
「総悟」
「何て言ったってあだ名は糖分、だから」
三色団子をほおばる。
「ひでえなぁ」
「あまそうだけど、このマヨネーズに殺されるから、頭の中にしておこうっと」
「おい…」
土方がわなないている。
「どうせ…それ」
総悟の唇に銀時が指で触れる。
「え」
「マヨネーズのものなんだから。毒入りでもね」
意味が解らない言葉。気付かれた、総悟は銀時の底知れなさにひやりとした。
「おいっ、てめーーっ」
切れているマヨネーズ男をどうしたらいいものか、と沖田は考えた。その隙に銀時が立ち去っていく。
「相手するのやめましょーや、土方さん、今日は相手が悪いですよ」
鯉口を切りかけて、手が戻る。
「確かに分が悪いな」
総悟の手がかすかに震えていた。
「どうした」
「ばれましたぜぃ」
その言葉に土方は団子屋の椅子に座り直した。
「そっか…」
ところで。「ハシリドコロもトリカブトも花は綺麗なんだなぁ、キンポウゲもレンゲツツジもキョウチクトウもきれいだし」
を改めまして「ミズバショウもトリカブトも花は綺麗なんだなぁ、ヒガンバナもレンゲツツジもキョウチクトウもきれいだし」にしました。
おわかりの御方もいらっしゃいましょうが、毒のある植物です。ミズバショウはコレラに似た症状であの世に・・・ヒガンバナはヒガンバナアルカロイドを含みます。レンゲツツジ、夾竹桃は全身毒です。夾竹桃のうんちく。ベトナムの国花です。帝政中国時代に中国に攻め入られたベトナムを・・・こいつで作ったお箸が救いました。なので、国花だそうです。・・・なんかね。中国の兵士、これでお箸作ったらみんなあの世にいっちゃったとか。・・・んーやはり、なんかね。
「毒があるんだよなぁ」
「あー」
マヨネーズ男がとなりでそう言って、背伸びをした。いつもの団子や。なんで出くわした、こんなものと、互いに思っていたが。
「何だよ、万事屋」
「あれだよ、きみんとこの、沖田君」
「ああ…」
「ミズバショウもトリカブトも花は綺麗なんだなぁ、ヒガンバナもレンゲツツジもキョウチクトウもきれいだし」
それってどういう…と銀時を見る。
「かじったら死ぬんだよね」
「そりゃそうだろ」
「でも、土方氏は死なねぇなぁ」
「…どういう意味だよ、俺だってそんな」
「かじってるじゃん、真撰組の夾竹桃」
「総悟のことか」
溜息一つ。上手い、と拍手したいと思うほどだ。
「違ぇよ、土方さんは、かじらせているんすよ、旦那」
一番隊は確か、見回り中でなかったか、と土方は思うが。
「またさぼりやがったな」
隊服のまま、帯刀のまま、沖田総悟が立っていた。
「さあてね、これ、いいですか」
銀時の団子をかすめ取る。
「あー、まっいいか」
「おい、なんで、うちの夾竹桃にはあまいんだ、おめーは」
「えーいいじゃん、たまには」
「旦那はしょっちゅうあまい、ですよ」
「総悟」
「何て言ったってあだ名は糖分、だから」
三色団子をほおばる。
「ひでえなぁ」
「あまそうだけど、このマヨネーズに殺されるから、頭の中にしておこうっと」
「おい…」
土方がわなないている。
「どうせ…それ」
総悟の唇に銀時が指で触れる。
「え」
「マヨネーズのものなんだから。毒入りでもね」
意味が解らない言葉。気付かれた、総悟は銀時の底知れなさにひやりとした。
「おいっ、てめーーっ」
切れているマヨネーズ男をどうしたらいいものか、と沖田は考えた。その隙に銀時が立ち去っていく。
「相手するのやめましょーや、土方さん、今日は相手が悪いですよ」
鯉口を切りかけて、手が戻る。
「確かに分が悪いな」
総悟の手がかすかに震えていた。
「どうした」
「ばれましたぜぃ」
その言葉に土方は団子屋の椅子に座り直した。
「そっか…」
ところで。「ハシリドコロもトリカブトも花は綺麗なんだなぁ、キンポウゲもレンゲツツジもキョウチクトウもきれいだし」
を改めまして「ミズバショウもトリカブトも花は綺麗なんだなぁ、ヒガンバナもレンゲツツジもキョウチクトウもきれいだし」にしました。
おわかりの御方もいらっしゃいましょうが、毒のある植物です。ミズバショウはコレラに似た症状であの世に・・・ヒガンバナはヒガンバナアルカロイドを含みます。レンゲツツジ、夾竹桃は全身毒です。夾竹桃のうんちく。ベトナムの国花です。帝政中国時代に中国に攻め入られたベトナムを・・・こいつで作ったお箸が救いました。なので、国花だそうです。・・・なんかね。中国の兵士、これでお箸作ったらみんなあの世にいっちゃったとか。・・・んーやはり、なんかね。